無菌性髄膜炎 症状 大人
無菌性髄膜炎 症状 大人
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先程のニュースで、
タレントの辻希美ちゃんが
無菌性髄膜炎で入院したとの報道がありました。
無菌性髄膜炎って、なんだか聞き慣れない病気ですね。
という訳で、詳しく調べてみました^^
髄膜炎は、髄膜(脳や脊髄を保護している膜)
が炎症を起こす病気で、このうち髄液
(脳や脊髄と髄膜の間を満たしている液体)の中に
細菌が認められないものを無菌性髄膜炎というそうです。
髄液の中に細菌が認められる場合は、
細菌性髄膜炎といいますが、
一般的に無菌性は細菌性と比較して症状が軽いとされています。
ほとんどはウイルスが原因で、
特に エンテロウイルスが全体の約85%を占めています。
そのほか、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の原因である
ムンプスウイルスも、よく無菌性髄膜炎を引き起こします。
主な症状は、 発熱・ 頭痛・ 嘔吐の3つです。
また、項部硬直といって、首の後ろが硬くなり、
前に曲げにくくなります。
そのほか、原因ウイルスによっては、
のどの痛み、腹痛、下痢を伴ったり、
発しんがみられる場合があります。
しかし、生後数ヶ月の乳児の場合は、
無菌性髄膜炎の特徴的な症状がみられず、
元気がなかったり、不機嫌であったり、
あるいは興奮しやすかったりということしかみられない場合があります。
エンテロウイルスを原因とする、
手足口病やヘルパンギーナは夏季を中心に流行しますが、
同様にエンテロウイルスを原因とする無菌性髄膜炎も、
夏季に多くなる傾向にあります。
また、流行性耳下腺炎が流行しているときは、
ムンプスウイルスを原因とする無菌性髄膜炎が多くなる傾向にあります。
幼児から学童にかけての年齢層が多くなっていますが、
今回の辻さんのように大人でも発症します。
その際は、主に発熱と嘔吐、頭痛などが
主な症状のようです。
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■治療方法
これといった治療法は無く、
対症療法が中心となります。
多くの場合、入院治療が必要ですが、
通常は予後良好で、安静にしていれば、
合併症や後遺症もなく 1~2週間程度で回復します。
しかし、生後数ヶ月の乳児の場合は、
初期に特徴的な症状がみられないことも多く、
発達の遅れなどの後遺症が残る場合がありますので注意が必要です。
基本的にウイルスの感染によるものなので、
手洗い・うがいの励行が予防には大切です。
エンテロウイルスは主に腸内で増殖し、
回復して症状がなくなっても、
長期間にわたって便などにウイルスが
排泄されますので、注意が必要です。
ウイルス性のものは、
他の髄膜炎に比べて治りがいいそうなので、
今回の辻さんのように早期に退院出来るケースが
ほとんどのようです。
なんにせよ、
早く元気になってほしいですね^^
【参考】 「感染症の話~無菌性髄膜炎」
(国立感染症研究所ホームページ)
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2013-09-25 00:21
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