リニアモーターカー 開通 東京五輪

先日から話題に上がるようになったリニアモーターカー。
14年後の平成39年開通に向けて、大きく動き出した。

その背景には、やはり2020年の東京オリンピックが
大きくかかわっているのだろうか。

前々から、オリンピック開催に合わせて
リニアの開通を前倒し出来ないのかという意見があったが、
これについては国交相・太田氏が17日の閣議後に
「現実問題はなかなか難しい」と難色を示している。


東京オリンピック、さらにはリニア開通となれば、
その経済効果はものすごいものとなるのだろうが、
そううまくはいかないようだ。

以下、17日の新聞記事より。


JR東海は、中央リニア新幹線について、
来年の2014年度に着工、
2027年度に東京～名古屋間の先行開業を予定していた。

しかし2020年の東京オリンピック開催が決まったことを受け、
米倉弘昌経団連会長がオリンピック開催に合わせた開業を求めていた。

これに対し太田国交相は
「問題は技術的なこと。品川駅付近や
名古屋市付近の地下ターミナル駅、
南アルプスの長大山岳トンネルの整備に
10年以上要するため、部分開業や
開業の大幅前倒しは難しい問題もある」と述べ
、物理的に間に合わないとの見解を示した。

…オリンピックには間に合わないのか。
少し残念だがまあ仕方がないだろう。


…と、思いきや、今日になって明るいニュースが飛び込んできた。

管官房長官は、7年後の東京オリンピック時に
部分開通したリニアの試乗等を検討する考えを示したのだ。

以下、管氏のコメント。
「2020年のオリンピックに、海外から多くの皆さんが日本を訪れます。
その時に、我が国の代表する技術のリニアの素晴らしいものをですね、
部分的にも乗って頂けるのであれば、良いなと思います」

　リニア新幹線について政府は、
将来的にインフラ輸出の中核としてアメリカなどに売り込みたい考え。
このため、東京オリンピックに合わせて海外の政府関係者らにPRできれば、
その効果は非常に大きいという判断のようだ。

全体を間に合わせることは出来ないにしろ、
一部区間での試乗などを検討する方針だ。


また一つ、オリンピックまでの楽しみが増えた。
これで経済も上向いてくれれば言うことなしなのだが…（笑）

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